2007-03-24

ARISS スクールコンタクト in 辰野町

 本日、長野県の伊那谷に位置する辰野町にて、0エリア初のARISSスクールコンタクトが実施され、成功した模様だ。

 国際宇宙ステーション(ISS)からのダウンリンク周波数は145.80MHzで、はるか上空400kmからではあるが障害物は空気だけ^^;なので、日本のどこでもハンディトランシーバー+ホイップアンテナでも受信できるはず。今まで何度か、スクールコンタクトの宇宙からの電波を聞くチャンスはあったがいつもついつい忘れてしまっていた。今回は県内でもあり見逃せない、と言うことでしっかりチェック。

 現地にも行きたかったのだが、自宅で待機する事にした。午前8時頃にはノイズ交じりで違法運用局が聞こえる。片方の局しか聞こえないので長野市周辺ではないようだ。この程度なら、多分ISSからの電波の方が強く入感するだろう。辰野町周辺で同様の違法局の妨害がなければいいが、と祈る。

 いよいよ予定時間が近づいてきた。私の住んでいる所から辰野町までは100km前後ありいくつも山を隔てているので、当然ISSからの信号しかキャッチできないが、宇宙飛行士と交信する小学生たちの緊張と、会場内の興奮は容易に想像できた。以下聞き取れた英語を実況中継風に...

9:41
20 (ノイズが浮き上がってくる)
40 (何やら言葉のようなノイズ)
42 ..tango, NA1 sierra sierra, over?
9:42
25 ...clear, good morning.
9:43
10 ...watch television...
23 Hello Yuta. ...white take a bath..water..,over.
44 Daiki, ...good excersize.
9:44
01 ...Do have a life boat return to earth.
20 ...one o'clock in the morning, over.
38 ...would be able... New Jerzy, Italy in space.
58 ...give 70 years old ...
9:45
15 Yuta ...about 23 degree, ...can be cold & hot..
41 ...1 sierra sierra?
9:46 ...(call)?
12 ...again, Go ahead ...question
25 ...How do you ?...
...same quite a weak, up to fron...
9:47 8J0T NA1SS , over
...broken but readable, over.
25 ...please repeat question, over?
45 ...never been significant, over?
...Hiroki, ...difficult iveing a little bit difficult wash face...
9:48
17 ..transfer, no pirate. very very small pieces, over.
41 ...Yes, changes earth somebody probly.. plus or minus 2 kilo meters, over
9:49
2 ...Possible, noise...
12 (ISSの信号が完全に消える)

ISSからの信号は常時RS57で入感、モービル機とGPアンテナ。
こちらに小学生からの質問が掲載されているので対応してみると分かりやすい。

宇宙飛行士の言葉を聴きながら私も興奮がしばらく続いた。きっと会場に同席していたらもっと感激ひとしおだっただろう。

とにかく、今回の成功にいたるまでには多くの方の苦労があったに違いない。無事成功おめでとうございました。

2007-03-21

 東京ではいち早く開花宣言が発令されたようですが、ここ長野ではつぼみが膨らみ始めたところ。幹の背後の山は長野市の三登山923m。春になったら登ってみたいのだが、3月に入ってからも頂上は白くなったり緑になったりの繰り返し。


(勤め先の近くの公園にて。ピンボケボケ。)

2007-03-17

個性のある符号

 IさんとのCWのスケジュール交信をほぼ毎晩続けている。正確に数えていないが既に20回位。全部ログに付けているので100回とかの節目には何か考えてみよう。

 Iさんは縦振り電鍵を使ってゆっくりと正確な符号を打ってくれる。私は今まで、滅多にストレートキー(縦振り電鍵)を使用したことがなかった。3級資格を取った時に友人がハイモンドのHK-704という電鍵を譲ってくれたが、すぐにベンチャーのJA-2というパドルを購入したため、その電鍵はこれまでほとんど陽の目を見ることが無かった。
 しかしIさんに影響されて、そして先日のコンテストの反動か、最近はもっぱらこの電鍵を使用するようにしている。特にのんびりとチャットした時は。これで毎日電信を叩いていると段々手首がスムーズに動くようになってきた。そしてモールス通信をしている事を強く実感できるようになり、たとえ空振りのCQでさえ電信を打つことが楽しく感じるようになってきた。

 自分の好みのパドルとエレキーで生み出す滑らかな符号もいいが、ストレートキーで長点や短点の長さも間隔もタイミングも自分自身で作り出す縦振り電鍵。その符号が聞こえると、あっ、SXCがまた出てるぞ?と分かるような個性を持った、かつ正しくてコピーしやすい符号をやがては叩けるようになりたいものだ。

2007-03-11

JAφ3.5MHz、7MHzコンテスト

この週末はJA0のコンテストだったので3.5MHzは土曜夜、いつもの河原に移動して運用予定だった。夜6時に自宅を出て10分ほどで現地到着。暗闇の中逆Vダイポールの設営を始めたのだが、まず真っ暗で懐中電灯を頼りに設営するが滑車で給電部を持ち上げるとどうしても絡まってしまうのに参った。
 さらに雪交じりの強風のため7mのジュラルミンポールが物凄くしなって危険を感じたため急に戦意喪失して移動運用は中止。
 自宅へ戻って短縮ダイポール+オートアンテナチューナーのお手軽参加となった。だが飛ばず呼ばれずで20局程度で棄権。
 翌朝は7MHzコンテストだが、早起きしてみたら何と周りの山は真っ白。これも移動は諦めて自宅から。3.5MHzよりはそこそこいいが何となく充実感がない。結果は昨年よりも交信数を上回ったのだが。

 今回のコンテストは今ひとつ充実感に欠け虚しさを感じてしまった。固定局からシングルバンドでコンテストの電信部門に参加するのって何だか楽しくないと感じた。また最近のコンテストでは自分も含めて多くの局が"5NN001"→"5NN001 TU"→"TEST JG0SXC TEST"のように"BK"とか"GM"、"GL"の挨拶等のような「無駄な」打電をしない傾向がある。これがさらに単調さを増幅しておりあたかも機械相手にゲームをしているかのように感じてしまう。入賞目当てならともかく。
 
 これからは参加種目や参加方法をもう少し考えてみよう。

2007-03-04

雁田山

今年やっと初登山はお隣の小布施町は雁田山。麓には岩松院という、葛飾北斎と縁のあるお寺がある。
三角点のある山頂には昔JRが使用していた無線中継用反射板の跡地があり、土台だけが残っている。

小布施温泉そばの登山口にクルマを駐車して出発。30分程で反射板跡地へ。
珍しく7MHzにオンエアし、K1の内蔵ATUとVCHアンテナが威力を発揮して2局にお相手いただいたHi。

反射板があったため西側斜面は木が伐採されており、北信五岳の眺めが最高に良い。飯綱山、黒姫山、妙高山が3つ子のように並んで立ち、その間から背後にある高妻山と焼山が顔を出し整列してるかのように綺麗に並んで見える。天気も良く昼寝をしたくなってしまった。

久しぶりの山登りで忘れ物が多かった。時計、キャンディ、朝飯。


北信の山が綺麗に並んで見える。

反射板跡地だがコンクリートの土台だけが残っている。

2007-03-01

SKED進行中

先月のミーティングがきっかけでスケジュールQSOを組み始めた。今のところIさんと毎晩7MHzで進行中。超ローカルなのでコンディションを気にせずグランドウェーブで余裕の信号強度。今晩はそのQSOをワッチされていたYさんからも呼んでいただいた。仕事などお忙しい様子。お二人とも先月松本でアイボールしていただいた方。いつまで続くか分からないが今後が楽しみ。

ところで、昨晩はCQを出していたところW5の局に呼ばれた。4エレ八木とキロワット出力で強力な信号だった。"OWA yagi, 4over4..."と来て?、交信中にウェブでカンニングをして、見たよと言ったら応答がなくなってしまった。トラブル?何か悪いことした?やっぱりズルはしないでモールスで訊ねるべきだったのだろうか?