2006-05-28

6メーター


 今まで50MHzはコンテストくらいしかやったことがなかったが、せっかくオンエアできるリグもあるしEスポの季節なのでモービルホイップを作ってみた。1/4λ長なのでモービル基台とボディの接地が十分か心配だったが何とかSWRも落ちて動作している様子。今日は夕方からワッチしてみたらEスポが丁度出ており6、8エリアがよく聞こえている。フェージングがあるがピークでは59で入感。パイルにはもちろん勝てないが数度呼べば取ってもらえる。まあまあの出来だ。
 ただ6mのSSBのパイルは多くが「59どうぞ」の世界で少々馴染めない。JCCやJCG集めにはあまり興味がないせいだ。自作のアンテナからちゃんと電波が飛んでいるかが確認できたからまいっか。
 長野県支部のQSOパーティ開催中なのでFMでCQを出してみたら沖縄県うるま市から呼んでいただいた。長野ではFM帯は何にも聞こえないのに沖縄では出る隙間がない程賑やかだそうで。CQ出すとパイルになってゆっくり交信できないので自分からは滅多にCQも出さないそうだ。何となく羨ましい。
 その後、北安曇郡池田町の局長さんから呼んでいただいた。QSOパーティに参加していて、6mFMをたまたま聞いていたとのこと。よくコンテストでもお世話になっており、ローカルの知人でもあられた。
 433MHz帯ではRFIDタグが推し進められバンドが少しずつ奪われている。二の舞にならないように少しでもバンドに出てアマチュアの存在を主張をしよう。Eスポのシーズンくらいもう少し6mや10mに出てみないと。

2006-05-21

QSOパーティ


 昨日からJARL長野県支部のQSOパーティが始まったらしい。これはVHF以上のFMモードの活性化を図るため2週間にわたり実施される。名前とQTHさえ記録すればパーティの交信として認められる。普段は144MHz帯や430MHz帯は善光寺平では閑古鳥が鳴いているが少しでもローカルの声が多く聞かれるといいのだが。
 FMモードなのでつまり29MHz以上ということ。普段10mや6mにあまり馴染みがないのでそちらも覗いてみようかなと思う。

 今朝は6時過ぎに目が覚めてしまい快晴でとてもさわやかないい天気だったので無性に外へ出かけたくなり、朝っぱらから近所の堤防に無線をやりに出かけた。アンテナを伸ばしていたら8時になり、7MHzでFISTSのNetが始まったので参加。参加局は私含めて3局だった。アンテナ調整で出かけてきた旨を伝えるとじゃあ6mの交信を試すことになりQSYしてみたが町田市までは信号は届かず残念。近所の川原だったのでロケが悪かったのかアンテナの性能が悪いのかよく分からない。

 昨日も少し調整をした5エレをBR200で測るとSWRは1.6程度。同軸長でSWRも変化するようなので12mの5D2V同軸をこのアンテナ専用にする。本当は群馬コンテストに冷やかし参加してVHFコンテストの恩返しでもと思ったが結局群馬県内局とは1局も交信できなかった。Eスポで8や6エリアが聞こえており何局か交信した。津軽海峡コンテスト?
 6mFMで県内局と交信できないかと思いCQを出したが応答なし。しばらくすると英語が聞こえ出したのでよく聞くとソウルの局だった。距離で言えば九州・沖縄と変わらないので交信できて当たり前かも知れないが6mで始めてのDXだったので少し舞い上がりながら交信成立。

 今日は本当にいい天気で移動日和だったが無線ばかりもしていられないので昼前に自宅へ戻った。アンテナを片付けながら144MHz帯/430MHz帯をワッチしたら立山の山頂の登山者が関東のモービル局と59同士で交信している。さすが標高2800m。他にもCQが聞こえQSOパーティ参加中の県内某お馴染み局だった。

 6mFMにも手軽にオンエアできるようにモービルホィップを作ってみることにしよう。

2006-05-15

VHFコンテスト終了

 JA0VHFコンテストが終了。昨年と同じ飯綱山中腹より。土曜日の天気は断続的な雨風。嵐になったら帰るつもりで強行して午前中から出かけたが幸い途中雨も止み何とか予定通りアンテナ設営。50MHz用八木と3バンドGPを上げた。土曜の午後にはEスポが出ており6Mで沖縄や九州と交信でき、1ヶ月調整してきた八木が動作してるようで安心した。
 21時、144MHzでスタート。1時間ほど快調に呼ばれ20Wモービル機の筐体がチンチンに熱くなっていた。新潟県は社団局が目立つ。打倒YJOで各クラブが競い合っている。長野県は南信があまり聞こえず岡谷市や伊那市位だった。その後50から1200を行ったり来たりして交信を重ねた。
 早朝は5時から再開。Eスポは期待したが発生せず、南に向けていた八木を新潟向けに戻したり1エリア方向にしたり。終了直前は50MHzで県外から次々と呼ばれて実に爽快。
 12時で終了。日曜は晴れ上がり、撤収も楽に行えた。結果は昨年を数局上回った。途中延べ5時間は寝過ぎたが、結構楽しめた。
 たまにCWバンドを覗いたが2局程CQを出している局がいたが既交信だったので応答しなかった。関西VHFコンテストも同日開催だったので期待したが微かに聞こえる1局しか聞こえずコール判別できないレベルだったので交信せず。残念。
 交信いただいた各局に感謝。

 帰り道、いつもの浅川ループ橋は通らず、牟礼の村道を下りることにした。右の写真は途中の田植え風景。感動して思わず写真に収めた。

2006-05-08

大型連休終了

 今日で5連休が終了し、明日から仕事。連休中、秋山郷までドライブに出かけた。途中飯山市のあるお店で鰻を食した。11時半に到着したら駐車場は満車で店内も列ができており結局到着から食べ始めまで1時間かかったが待つだけのことはある。身がとっても柔らかくてあっさりとしたタレなのでしつこくない。大満足。これだけでも良かったがもう少し足を伸ばし栄村の秋山郷に行くことにした。新潟県津南より入り林道を通って長野県側に抜けようというつもりだったが秋山郷に着くとまだ残雪があり場所によっては2m近かった。残雪にもかかわらず桜が丁度満開で見事なコントラストだった。長野側の林道に入るのはあきらめて、途中の景勝・蛇淵の滝を見学して来た道を引き返した。

 一方、この連休はアンテナ製作にかなりの時間を費やした。何日かかけて調整して来たがようやく使える物になったと思う。今までダイポールアンテナはいくつも作り、大抵は設計通り(という程のものでもないが)うまく行く。ところが八木アンテナになるとなかなかうまく行かなかった。今回はあきらめずに微調整を繰り返し、製作や調整の方法などとても勉強になった。
 今回はアンテナの設計は省き他のハムの製作例を元にさせていただいたが、手持ちの材料を流用したためか必ずしもその通りの結果にはならず苦労しながらの調整だった。今後いくつかのコンテストで実際に使用して結果が出せればホームページにまとめてみよう。
 ただ課題がないわけではなく、SWRはまだまだ追い込めると思うがこの辺で妥協しよう。今度の週末が楽しみ。

2006-05-06

アンテナ製作2

 本日、再び八木アンテナの調整。今回はラジエータを1cm短くして調整。また、先日はエレメント調整のため延長用アルミパイプを仮留め(挿し込んでテープで貼り付けた)だったが同寸法で新しいパイプをカットした。その際、エレメント長を1cm単位で4段階程調整できるよう固定ビス穴を4つ余計に開けた。
 仮留めでないエレメントになったため、前回は風が吹くたびにSWR計の表示がふらついたがそれがまったくなくなった。
 いつものように0.25MHzずつBR200でインピーダンスとSWRを計測。
 エレメントを短くしたので共振点が上がるはずだが、それはつまり目的周波数に対してはキャパシティヴになると言うこと。Tマッチ部はインダクタンスを持つらしいのでこの二つが相殺されてトータルの入力インピーダンスが上がる仕組みと考えている。実際にも、前回の1cm長いエレメント時よりもインピーダンスはほぼ上がり50Ωに近づいた(こういう理解でいいのかな?)。
 不思議なのはインピーダンスが50Ωでも必ずしもSWRは1.0近くにならない。恐らくリアクタンスが含まれているためだろう
 今回のSWRのベスト値の際のインピーダンスは40Ωだったのでエレメントをもう1cm縮めてTマッチを調整すればほんの少し改善するかも知れない。
 私の使っているBR200はインピーダンス値しか計測できない。一方MFJ259は純抵抗値とリアクタンスがそれぞれ計測できるらしく、八木アンテナの調整には向いているのだろうと思う。
 ちなみに共振周波数は50.4辺りで最低になるよう調整している。JA0VHFコンテストはSSBが主となるためである。
 数年前に社団局で美ヶ原から参加した時は50MHzの電信でグランドウェーブで福岡とできたことがあったが、このコンテストで電信によるQSOは普通はほとんどないのでSSBを念頭においておけばいい。


2006-05-03

アンテナ製作

 5月のJA0VHFコンテストに向けて、50MHz用の八木アンテナを製作している。アンテナ位買えばいいじゃないかと言われそうだが、アンテナ作り自体も楽しいもの。但し予想通りうまく行けば。
 昨年もアンテナシュミレーションソフトを使って設計・製作してみたのだが失敗して使わずに結局放ったままになっていた。VHFコンテストは結局ヘンテナで参加。今年こそはと思って、今回は失敗しないようにネット上で見つけた製作例を真似て製作。やはり八木アンテナはダイポールのようには設計は簡単ではない。
 日曜日に半日かけて調整したがエレメントが短いのか共振点が51.5MHz前後にあった。苦労して作ったのにショックだったが気を取り直しエレメントを継ぎ足して今日再び調整。今日もフジインダストリーの7mポールを10回以上上げ下げして何とかSWRも2.0を切り、ぎりぎり許容範囲に入ってきたので筋肉痛にならないよう今日はこれまで。ワイヤーアンテナと違い見ごたえのある、銀色に輝く空中戦って感じ。
 東京コンテストをワッチしてみたけど50MHzは入感なし。また失敗かーと思ってたら群馬県吾妻町のCQが57で入感して59をもらい交信できた(山の裏の超ローカルですけど)。呼ばれてた交信相手の方はまったく聞こえなかったけどロケーションの差?(こっちは山に囲まれた千曲川の堤防)57の信号がサイドやバック方向では入感なし。こんなにキレるものかな。
 連休中に時間が取れればもう少し追い込んでみようかな。