20分ほどで古池。湖畔にはアケボノソウ、トリカブトなどが咲いていました。ドングリとブナの林を通り、1時間20分で新道分岐へ。さらに1時間20分ほど歩いて稜線に出ました。長野からは見えない火口の真ん中にある小黒姫が、ナナカマドの紅葉を散らした姿であらわれました。今年の紅葉は赤色が鮮やかでとてもきれいですね。そして登山道沿いにリンドウの群落。ここまでがんばって歩いた苦労が報われます。
黒姫山は稜線に出るまでずっと展望のない樹林の中を歩きます。それはそれでブナ樹林を歩くのは楽しいのですが、だんだんとマンネリしてきます。それが稜線に出た途端、疲れが吹っ飛びました。
一足早い紅葉とリンドウ満開の道をルンルンと歩き続けて30分。ついに山頂です。一度リタイアしてるので感慨深いものがありました。妙高山、火打山が雲から時折顔を出しています。遠くは霞んで、雲の中。雲が流れると、黄金色の田んぼが広がる黒姫高原がよく見えました。