雨飾山 1963m
憧れの山,雨飾山への平日山歩き。天気にも恵まれ,最高の登山でした。
早朝に車を走らせて小谷村に向かい,長野から約2時間で雨飾高原キャンプ場に朝6時に到着。駐車場には先客の数台の車がありました。支度を済ませて6時半登山開始。
入山後すぐに急登が始まりますが,ブナ林の中を通る涼しい風のおかげで快適に歩けます。樹間からのぞく快晴の空が期待を膨らませてくれます。1時間半ほどで荒菅沢へ下りる手前の高台。視界が一気に開けて,沢と頂上が姿をあらわしました。
せっかく登ってきた高度をここから一気に下げて,沢に向かいます。雪渓はすでに一部のみとなっていて,沢を渡るには何も問題ありません。冷たい水で顔を洗い,心が洗われるよう。小休止します。
ここから辛い急登が笹平まで続きます。この急登も半分以上はブナ,ミズナラなどの樹林の中。沢から上がってくる風や,稜線から下りてくる風が心地いい。延々と続くと思われた登りも,樹林を抜け出すと,背後の景色の眺めが背中を押してくれている気になります。その辺りから,咲く花も少しずつ多様になってきます。
やせた尾根,途中はしごやロープが何箇所かある登りを,慎重に上がっていきます。高度感もかなり出てきて,身が引き締まります。
約1時間の試練の終盤,ハクサンフウロが目立ち始めた頃,笹平に到着。草原のさわやかな風の中,山頂が目の前にあらわれ,あと40分の標識。心に余裕が生まれて,ウキウキしてきます。
たくさんの高原の花が出迎えてくれます。糸魚川の港と日本海も霞の中に見ることができ,周りの山も時折ガスの中に見え隠れしています。
平坦地を歩き終えると最後の登り。あの急登を思えばたいしたことはありません。笹平の入り口から30分ほどで頂上へ。360度の展望に感慨ひとしおでした。
平日ですが中高年のグループがいくつか。せまい頂上に入れ替わり立ちかわり,それぞれ楽しまれていました。山頂は快晴。周りの山々は流れる雲の中,といった感じ。いつまでもそこにいたい,という気持ちを残して山頂を後にしました。
(写真は以下へ。)
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キャンプ場入り口の駐車場 |
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トリアシショウマ |
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ブナの実がたくさん落ちていました。 |
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モミジカラマツ |
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荒菅沢 |
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オオバギボウシと山頂 |
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笹平まで続く急登 |
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笹平から山頂 |
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イワキンバイ |
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ハクサンシャジン |
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北峰から南峰 |
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山頂 |
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堂津岳・奥西山・中西山方面。背後に戸隠山が…。 |
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ハクサンフウロ |
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アサギマダラ |
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