2007-06-23

アンテナ製作について

6m&Downコンテストまであと2週間。山の山頂に自作のアンテナを担いで行こうと思ってるような少数派のためにHi。

このバンドはよく言われるがアンテナを自作するのに向いている。波長が適度な長さなので(1波長=約6mで普通のダイポールなら全長3m、GPなら長さ1.5m)。
6m用のダイポールは今だ作ったことがないが折角ならもう少し利得がありかつ簡単なヘンテナがいい。
長方形を縦にした形のループアンテナで長辺が約0.5波長、短辺が約0.2波長。軽い材料で作れば5m程度の釣竿をマスト代わりにもできると思うので山岳移動にも向いている。性能としては8の字型で飛びは2~3エレ八木程度と言われる。私は短辺をアルミパイプ、長辺は園芸用アルミ線を使い圧着端子や目玉クリップで接続する。1回位しか使わないなら銅線でもいい。シュペルトップバラン等で給電。また、そのアレンジであるスカイドアーアンテナの方が若干小さくできて構造的にもシンプルでより手軽かも。給電部は同軸コンデンサを使用する。

3年ほど前に2エレヘンテナを作って6Dに参加したがそれなりに活躍してくれた。この時は角材をブームに使った。2エレにすると構造的には材料を選ばないとやわなものになってしまう(ぐにゃぐにゃして建てるのも大変)。いっそのこと全部アルミパイプで作った方が見た目も使い勝手もいいかも(でも調整、完成までが大変)。でも山頂では無理?

次は2エレHB9CV。給電部の工作に少々工夫が必要だけど金属加工が得意ならおすすめ。私の場合マストは磯釣り用の5.4m玉網竿を使用。2エレでヘンテナより性能はいいはず。市販の2エレを購入して4エレに改造するとか4エレを入手して6エレに改造するとかも面白いかも。山岳移動用として同様の性能が出る位相給電型2エレの製作例もあり、給電部が簡単になりシンプルで良さそう。

デルタループは作ったことがないけど2~3エレ程度なら意外と手軽に製作できそうだし性能は結構期待できそう。逆三角形にすればアルミパイプとアルミ線の組み合わせで安く作れるかも。アルミ線の接続は半田付けが不可なので圧着端子を使う。

最後に山岳移動用の5エレ八木または5エレF9FT。2エレやデルタループなどを製作してある程度アルミパイプ加工に慣れてから作りたい。これを山頂に担ぎ上げて運用できれば結果如何にかかわらず満足間違いなし。山岳移動用なら肉厚が薄いアルミパイプを通販で購入する。ポイントはマストに何を使うかと、マストクランプとエレメントクランプをどうするか。430あたりの八木を入手してクランプだけ流用するのが手っ取り早い。

最後にもっとも手軽なものとしてモービルホイップ。Eスポ用と割り切るかかなりロケのいい所にクルマで移動して144、430がメインだけど6mにも出たいという場合に。基台とクルマのボディをアースする必要がある。

以上参考になれば幸いです。

2007-06-16

梅雨の合間に。

花の見頃はやはり梅雨の時期のようで悪天候が続けばそれを逃してしまう。入梅したという予報の数日後良い方に天気予報がはずれたので、それではと山行を決定。せっかくなので珍しく土曜がお休みと言うIさんをお誘いして破風岳1,999mへ。

林道の途中たくさんの路肩駐車でこんな朝早くから何かと思ったら竹の子狩りとの事。

登山口の毛無峠は強風に吹かれる雲の中だったが、昼近くには晴れると信じて出発。

花は期待通りで、イワカガミ、ツツジ、ミツバオウレンなどがキレイだった。また、この破風岳のミドリ色の姿は笹の色で登山口から眺めるとその独特な山容と合っていて何とも言えない。

30分で山頂のお手軽登山。記念写真の後少し無線を楽しんだ。今回QRPpの自作DSB機(実測15mW)のテストを兼ねていた。アンテナを接続すると早速知り合いのSさん、篭ノ登山移動のCQが入感しRS55-41で交信成立。その後は新しく設備に加わったFT-817でゆっくりと楽しむ。

下山時はサイコーの天気で来て良かった。北アルプスや御飯岳、白根山、遠くに浅間山や群馬三山がよく見える。眼下には嬬恋村の高原野菜畑。

まっすぐ帰るのは勿体無いので露天の滝の湯に浸かる。新緑に囲まれヒグラシやカジカの鳴き声を聞きながら至福の時だった。


2007-06-02

湯の丸山

3週間ぶりの書き込み。
昨年から県内の東北信の山に結構登ったが、浅間山周辺はまだまだ。浅間山系の北からということで、湯の丸山2,101mに決めた。登山口のある湯の丸高原はスキー場がありホテルや土産物屋が立ち並んで、今日は気候もいいせいかハイカーの団体バスやらドカドカと走る大型バイクの人たちなど結構な賑わい。

烏帽子岳に通じるコースを途中で分岐してしばらく行くとゲレンデからのコースと合流。そこから岩ガレをよじ登って行き1時間で山頂。ツツジが有名らしいがまだ早過ぎた様子で途中は緑色ばかり。山頂到着時は四阿山、根子岳や群馬の山も綺麗に見えたがあとは終始曇りだった。

先日の飯綱山行きの時に強風で倒れて少々曲がってしまった5エレ八木を手で直しながら動作確認も兼ねて建てる。登山客が次から次へと来て結構話しかけてくる。千葉からバスで来たそうな。昔俺もハムやってただとか、何のアンテナ?とか一番多い質問はどこまで飛ぶの?だ。相手がどの程度知識があるか分からないのでいつも返答に困る。なので適当にあしらう、と言っては失礼だが。

2.5Wで1時間半で10数局。ラグチューっぽい交信だったのでこんなもの。やはり浅間山の影になるようで都内や神奈川方面は交信できなかった。東は栃木、西は兵庫県まで交信できてアンテナも何とか動作してるようで安心。関東、関西は晴れだったようで賑わっていた。

ワッチしながらおにぎりをほおばりコーヒーを沸かして一服。あまりがんがん無線やるよりこうやってのんびりとお茶しながら、というのが最近は楽しい。