2006-07-22

ヘンテナ

 今年の梅雨は各地で災害を引き起こしている。長野県では特に諏訪以南で死者まで出ておりひどい状況。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げる。
 長野市周辺は幸い大きな被害はない。ただ毎朝通勤で通る千曲川の河川敷でりんごなど畑を耕してる方は大きく被害が出てる模様。
 今日は朝から晴れて梅雨も一休みか。フィールドディ・コンテストで使うためにこの間製作した2エレ・ヘンテナの調整に出かけた。
 山へ担ぎ上げ用に作ったもので、マストは7mの玉網。目玉クリップを多用したヘンテナだったが、これを上げるのが予想を超えて困難だった。地上で組み立てる時も安定せず同軸の重みでブームからエレメントがはずれてしまったりして空中分解ならず地上で分解。早々にこりゃ駄目だと諦めて、1エレとして使用することにした。
 1エレとしてなら、地上でフラット状態で組み立ててマストにくくりつけられる。ラジエターのみ生かし、給電点は製作の参考例の通り下部エレメントから61cmで付けてみる。そして、ステーは2本を先に付け、最後の1本を手で引っ張りながらマストを起こす。軽いからすんなり。
 さて3Dを8m引っ張った同軸の先にSWRアナライザーを付けて計測。何と、無調整で50.3MHzでSWR=1.1以下だった。久しぶりに気持ちのいい落ち方。昼から仕事があるため調整はほとんどせず、アナライザーをIC706に付け替えるとEスポは出てなかったがグランド・ウェーブである局が強力に入感。よく聞けばお隣高山村の毛無峠からだった。LOWパワーに落としても59-59で交信成立。
 その局を呼ぶ1エリアの局も少し聞こえた。ヘンテナをサイド方向に向けると59の信号が51に落ち込む、サイドは良く切れる様子。
 それにしてもコンテストでヘンテナ1エレではさびしいので、この玉網で上げられる最大限の性能はと考え、2エレHB9CVを製作しようかと思い始めた。あと2週間しかないが、間に合うかなぁ。


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